ねじれ、経済で攻防 参院選公示、21日投票
- 2013年7月5日
- 日本発ニュース
【共同】第23回参院選が4日公示され、21日の投開票に向けた選挙戦に入った。昨年12月の第2次安倍内閣発足後、初の大型国政選挙で、計433人が立候補した。衆参両院の多数派が異なる「ねじれ国会」が継続するか解消するかが最大の焦点だ。安倍晋三首相(自民党総裁)の経済政策「アベノミクス」や憲法改正の是非を論戦のテーマに、与野党が非改選を含めた過半数を懸けて対決する。
与党が勝利すれば、衆院での圧倒的な勢力と合わせて首相の政権基盤は強化されるだけに、野党は参院の多数を維持したい考えだ。双方の攻防に有権者が審判を下す。憲法改正に積極的な自民党、みんなの党、日本維新の会が、非改選を含めて改憲発議に必要な3分の2を確保できるかも注目される。
改選数は121(選挙区73、比例代表48)。立候補の届け出は4日夕に締め切られ、選挙区271人、比例代表162人の計433人による争いが確定した。前回2010年は437人だった。今回、比例代表では12の政党・政治団体が届け出て、女性候補は105人となった。
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