新興企業14.ai、「顧客サービスの代理店」として台頭か 〜 人工知能と人間の組み合わせでソフトウェアとサービスを提供

人工知能を活用した顧客サポート業務支援サービスを提供する新興企業14.ai(サンフランシスコ拠点)は、人工知能と人間の担当者を組み合わせたソフトウェアとサービスを統合したプラットフォームによって台頭しつつある。

テッククランチ誌によると、起業家育成支援大手のYコンビネイター(Y Combinator)から支援されている14.aiは3月2日、シード・ラウンドの資金調達で300万ドルを集めたと発表した。投資した会社には、Yコンビネイターのほかジェネラル・キャタリスト(General Catalyst)やベイス・ケイス・キャピタル(Base Case Capital)、また、ドロップボックス(Dropbox)やスラック(Slack)の設立者が含まれる。

14.aiの共同創設者であるマリー・シュニーガンズ氏とマイケル・フェスター氏は夫婦でもある。10年以上前に出会った二人は、これまで別々に会社を起業していた。シュニーガンズ氏はワークウェル(Workwell)の共同設立者で、フェスター氏はスニップス(Snips)を設立し、2019年にソノス(Sonos)に売却した経歴がある。

フェスター氏は14.aiについて、「顧客向けのソフトウェアを構築しているわけではなく、顧客サービスを提供する代理店という位置づけだ」「ソフトウェアとサービスを一つのパッケージにして提供する」と説明している。「顧客サービスのソフトウェアを操作すること自体が煩雑だ。当社はその部分を肩代わりする」。

同社のソフトウェアは、顧客会社らの既存のシステムに1日以内に統合可能だ。電子メールや通話、チャットのほか、ティックトック、フェイスブック、テレグラム、ワッツアップといったさまざまの経路にわたって顧客対応のチケット(問い合わせ者に発行される順番待ち整理券)を監視できる。

同社のプラットフォームを導入すれば、チケット管理システムとそれに追加する人工知能ソフトウェアの費用、および顧客対応担当者の人件費を節約できると同社は説明している。

同社は現在、従業員数6人と零細だ。全員が交替で勤務して24時間サービスを提供している。同社は、今回の調達資金を投じて半年以内に増員する計画だ。人工知能工学者らを増やし、顧客対応作業のほとんどを人工知能で処理できるようにすることを両氏は目指している。

Yコンビネーターのパートナーであるトム・ブロムフィールド氏は14.aiの技術について、人工知能が作業の60%を自動化し、残りの40%を人間が対応するようになるという見方を示した。

(Gaean International Strategies, llc社提供)

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