化学兵器調査団がシリア入国へ 国連と政府の調整完了

 【共同】国連報道官は14日、シリアの化学兵器調査をめぐり、国連とシリア政府が続けていた手続き面の調整が合意に達したと発表した。「調査団の出発は間近に迫った」としており、間もなく入国する見通し。

 当初、入国は12日の予定だったが、国連側は直前になって技術的な障害を理由に延期する一方、調査団の安全確保や、調査の効果的な実施をめぐる手続きについてシリア政府と調整を続けていた。

 国連は、調査手続きに関する事項を「シリア政府が受け入れた」としており、安全確保などでの国連側の要望をシリアが認めたとみられる。

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