パナソニック、警察向けIT製品を強化 〜高速無線動画通信で米社と提携
- 2013年8月22日
- ハイテク情報
北米パナソニック・システム・コミュニケーションズ(Panasonic System Communications Company of North America)は21日、米中西部警備&警察会議見本市(Midwest Security & Police Conference/Expo)にて、ユティリティ(Utility)社との業務提携によって、犯罪捜査に役立つデジタル動画関連技術を共同開発することを明らかにした。
パナソニック・システム・コミュニケーションズは、警察向け技術製品の供給大手として知られ、ユティリティ社は、初動捜査向けモバイル機能管理ソリューションのプロバイダーとして知られる。
セキュリティー・インフォウォッチ誌によると、両社は、警察車向けに、包括的な動画証拠取得ソリューションに代表されるインターネット通信基盤の高速情報送受信および確認に関する車載ITシステムをさらに発達させる計画だ。
現行のソリューションでは、パナソニックの車載動画システム「アービトレイター360度(Arbitrator 360°)」が主流で、両社はそれを土台にして、ユティリティのモバイル管理技術を統合することで性能を強化する。
具体的には、複数の警察車から発信される動画証拠を2分以内に1GBの転送速度で安全に送受信可能にする。それと同時に、各警察車のGPSデータもリアルタイムで転送するとともに、ファームウェアの更新も可能にする。
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