現代自、連邦職員に救いの手〜自宅待機者にローン支払い猶予
- 2013年10月2日
- 米国ビジネス
議会の紛糾で一部の連邦政府機関が閉鎖された1日、現代自動車は、自宅待機となった連邦職員に対しローンの支払い期限を延長する制度を発表した。
USAトゥデイによると、制度は、政府機関の閉鎖によって現在職務に就いていない職員で、現代ファイナンス・アメリカを通して現代車を購入またはリースしている人が対象で、閉鎖中はローンやリースの支払いを猶予するという内容。10月に現代車を購入する連邦職員も支払いを90日間先延ばしできる。
現代アメリカのジョン・クラフシク最高経営責任者(CEO)は「われわれは自宅待機が家計に与える影響を認識している。約4年前に現代アシュアランスを発売した時と同じように、不透明な時期にも現代は顧客を支援するという姿勢の表れだ」と説明している。現代アシュアランスはリセッション(景気後退)期に導入されたローン支払い猶予制度で、当時は失業者が対象だった。
自動車情報エドマンズ・コムのアナリストは「これは完全にPR戦略。現代は長年かけて大衆車の企業イメージを築いており、今回の制度導入はまさに筋書き通り。政府の閉鎖が1カ月以上続く可能性は低いため、リスクも少ない」と指摘する。
連邦機関の閉鎖中は、80万人以上の職員に給与が支払われないとみられている。
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