核不使用、日本が初参加 声明に最多125カ国 国連委、非人道性訴え
- 2013年10月22日
- 世界のニュース
【共同】日本やニュージーランドなど125カ国は21日、核兵器の非人道性とその不使用を訴える声明を、国連総会第1委員会(軍縮)で発表した。声明は「いかなる状況下でも核兵器が二度と使われないこと」が人類生存につながると明記した。同種の声明は過去3回出されたが、参加国数は今回が最多で、日本が初めて参加した。
唯一の戦争被爆国である日本の声明への参加は、核兵器の非人道性を訴える国際世論の高まりに一定の追い風を吹かせることになりそうだ。
日本は過去の声明では、米国の核戦力を含む「抑止力」に依存する安全保障政策と合致しないとして参加を避けてきたが、方針を転換。岸田文雄外相は22日、発表を受け「わが国の現実的、漸進的な核軍縮に向けてのアプローチ、安全保障政策とも整合性があると判断して今回、参加を決めた」と述べた。
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