金融大手もプリペイドに注目〜銀行口座持たない層を標的に
- 2012年10月12日
- 米国ビジネス
大手の金融機関は従来、銀行に小切手用の当座預金口座を持たない人など相手にしなかったものだが、最近はこの消費者層の取り込みに力を入れている。
■高成長市場
ウォールストリート・ジャーナルによると、その最近の例がアメリカン・エキスプレスとウォルマート・ストアズが近く共同で開始するプリペイド・カード事業「ブルーバード」だ。銀行の各種手数料を嫌う中間所得層や低所得層をターゲットにしている。
業界上位50社が発行するプリペイド・カードを使ったモノ・サービス購入額は、2011年は799億ドルと前年(641億ドル)から25%も増え、クレジット・カードやデビット・カードの2倍の勢いで伸びている。市場ではグリーン・ドットやネットスペンド・ホールディングスなどノンバンクとして創業した会社が優勢で、カードは当初、薬局やコンビニ、スーパーマーケットなどで売られていたが… 続きを読む
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