田中投手が米挑戦希望表明 楽天、残留を要請

 【共同】日本野球機構(NPB)と大リーグ機構(MLB)との間で、移籍に関する新しいポスティングシステムが17日発効し、申請の受け付けが始まった。プロ野球楽天の田中将大投手(25)は仙台市内の球団事務所で立花陽三球団社長に新制度を利用しての大リーグ挑戦の希望を伝え、球団側は結論を持ち越した。

 田中投手が海外フリーエージェント(FA)資格を取得するのは順調でも2015年オフで、来季移籍するには球団の同意が必要なポスティング制度を利用する必要がある。同投手は記者会見で「新たなステージで自分の力を出したいと思った」と説明。立花社長は「球団としては連覇を狙う大事な戦力」と残留を要請した。球団は今後、三木谷浩史オーナーとも話した上で容認するかどうかの結論を出す方針だが、具体的な見通しについては明言していない。

 新制度は日本の所属球団が米球団から受け取る譲渡金を上限2000万ドル(約20億6000万円)で提示し、その額を支払う意思のある全ての球団と30日間交渉できる。入札制だった旧制度で松坂大輔投手やダルビッシュ有投手の落札額が推定で5000万ドルを超えただけに、楽天は上限額設定に異議を唱えていた。制度での移籍を申請する期間は毎シーズン11月1日から翌年2月1日まで。

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