グーグル、風力発電の投資拡大〜テキサス施設に7500万ドル

 インターネット検索大手グーグルは17日、風力発電事業者パターン・エナジー・グループ(カリフォルニア州)がテキサス州カーソン郡に建設した風力発電施設「パンハンドル2」に7500万ドルを投資することを明らかにした。代替エネルギー発電事業への投資をさらに拡大する。

 エナジー・マネジャー・トゥデイによると、パンハンドル2は住宅5万6000軒に電力を供給できる182メガワット(MW)の発電容量を備え、年内の稼働が見込まれている。グーグルがテキサスで代替エネルギー事業に投資するのは、昨年、風力発電施設「スピニング・スパー」(161MW)に2億ドルを投資したのに続いて2回目。

 このほか、テキサスの「ハッピー・ヒアフォード」風力発電施設からもグーグルは電力240MWを購入しており、社内消費電力を100%再生可能エネルギーで賄うという目標実現に役立てている。

 グーグルはこれまでに全米で15件の代替エネルギー事業に10億ドル以上を投資しており、年間発電量の合計は2000MWを超える。

 ソーラー分野でも、グーグルは投資会社KKRとともに最近、南カリフォルニアやアリゾナの発電施設6件に投資している。

 グーグルが13年に長期契約を通して購入した代替エネルギーは電力量で72万7000MWhに上り、同社の全消費量の22%を賄った。

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