月夜のアフリカ移民を撮影 13年の世界報道写真大賞

 【共同】オランダ・アムステルダムで開かれた2013年の世界報道写真コンテストは14日、アフリカ東部ジブチで携帯電話の電波を探し、月夜に電話機を掲げる移民らの姿を写した米国人カメラマン、ジョン・スタンマイヤー氏の写真を大賞に選んだ。

 発表によると、移民は家族らと連絡を取るため、ジブチの隣国ソマリアの安い携帯電話の電波をキャッチしようと電話機を掲げるという。ジブチは、ソマリアやエリトリアなどからより良い生活を求めて欧州や中東を目指す移民の移動の中継点になっている。

 審査員の一人は「先端技術やグローバリゼーション、移民、貧困など多くの点に関する議論の糸口となる」と評価した。

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