富士通、モンゴDBと提携拡大 〜 クラウド製品を相互対応させ顧客に提供

 富士通と、オープン・ソース・データベースを開発するモンゴDB(MongoDB)は既存の提携を拡大し、よりシームレスのクラウド統合ソリューションを提供することで合意した。

 両社は提携拡大によって、富士通のワークフロー・アプリケーション向けパース(PaaS=Platform as a service)「ランマイプロセス(RunMyProcess)」とモンゴDBを互いに対応させる。その結果、ランマイプロセスの利用企業は、あらゆる場所から多種多様の機器を使ってデータをクラウド上に安全に保存できるようになる。

 それと同時に、モンゴDBがリアルタイムのデータベース分析機能を提供することで、ランマイプロセスの利用者は、状況に応じて複雑なデータ分析を速やかに実行できるようになる。

 ランマイプロセスは、ビジネス・アプリケーションをクラウド環境向けに開発するためのプラットフォームで、ドラッグ&ドロップで簡単に操作できるインターフェイスが特徴。世界で350社以上が同プラットフォームをすでに採用している。

 一方、モンゴDBは、世界で650万件のダウンロードを記録している。さらに14万5000人がオンライン講座に登録しており、2万8000の利用者グループが存在する。

 ランマイプロセスとモンゴDBのいずれも、ジャバ・スクリプト・オブジェクト・ノーテーション(JSON=JavaScript Object Notation)フォーマットを採用している。その結果、モンゴDBに保存されるデータは、フォーマットを変換することなくランマイプロセス基盤のアプリケーション開発プラットフォームに統合できる。

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