パナ、純損益3年ぶり黒字 プラズマや半導体合理化で

 【共同】パナソニックが28日発表した2014年3月期連結決算は、純損益が1204億円の黒字となった。前期は7542億円の赤字だった。黒字は11年3月期以来、3年ぶり。津賀一宏社長は都内での記者会見で「中期経営計画の1年目としては想定以上の滑り出しだ」と評価した。

 黒字転換は、プラズマテレビや半導体事業のリストラ効果で、本業のもうけを示す営業利益が前期比89.6%増の3051億円に急回復したのが主因。自動車関連や住宅関連事業の好調に加え、海外での売り上げが円安で拡大したことから、売上高は5.9%増の7兆7365億円となった。

 5月1日付で、成長が見込める企業向けビジネスを強化するための本部を新設し、18年度に売上高10兆円の目標達成を狙う。

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