アジアで覚せい剤取引急増 日本が主要密輸先と国連
- 2014年5月20日
- 世界のニュース
【共同】国連薬物犯罪事務所(UNODC)は20日、「世界の合成薬物報告」を公表した。覚せい剤のメタンフェタミンの押収量がアジア太平洋地域を中心に急増、同地域で2012年、過去最大の36トンに達したとしている。薬物取引によって大きな利益が見込める日本が主要な密輸先の一つ。
人気デュオ「CHAGE and ASKA」のASKA(本名宮崎重明)容疑者が覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕されたばかりだが、日本に大量の覚せい剤が流入している現状が裏付けられた。
報告書によると、アジアのメタンフェタミン押収量は08〜12年の5年間で3倍に拡大。中国では12年に約16トンが押収され08年の倍以上に急伸、地域全体の45%を占めた。タイでも12年、08年の5倍に相当する約10トンが押収された。
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