5万人が司法参加 負担めぐる課題鮮明に 裁判員制度5年

 【共同】市民が刑事裁判に参加する裁判員制度がスタートして21日で丸5年を迎えた。最高裁の集計では今年3月末現在で裁判員に3万6837人、補充裁判員に1万2597人が選任され、5万人近くが法廷での審理を経験した。判決が言い渡された被告は6396人で、死刑だった21人のうち4人が控訴を取り下げるなどして確定した。無期懲役は134人、無罪は34人となっている。

 「おおむね順調に運営されている」(最高裁長官)との評価が定着する一方、裁判員の死刑判断をめぐる葛藤や、精神的ストレスなど制度が抱える課題が次第に鮮明になっている。

 これまでに、裁判員裁判の死刑判決が高裁で破棄されたケースが3件あった。ほかにも求刑を大幅に上回る判決が最高裁で見直される可能性が出てきている。市民感覚が反映された量刑をどこまで尊重するか議論となりそうだ。

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