豪、炭素税廃止を再提案 独自のガス削減策を推進

 【共同】オーストラリアのアボット首相率いる保守連合政権は23日、温室効果ガスの排出削減を目的とした現行の炭素税の廃止法案を下院に再提出した。3月に上院でいったん否決されたが、7月から上院の勢力図が変わるため、今回は保守系少数政党などの協力を得て可決される可能性が高まっている。

 前政権が導入した炭素税の廃止はアボット首相の公約。代替策として基金を創設して植林などを奨励、温室効果ガス削減を進める独自の「直接行動計画」を推進する。

 首相は、気候変動対策が企業活動に影響することを避けたい立場で、下院で23日、「経済を強化し国民の負担を減らす」と提案理由を説明した。野党労働党は同計画の効果を疑問視している。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る