日立データ、クラウド階層化を追加 〜 ストレージ・プラットフォームを拡充

 日立製作所子会社の日立データシステムズ(HDS=Hitachi Data Systems)は、ストレージ装置「日立コンテンツプラットフォーム(HCP=Hitachi Content Platform)」に新機能を追加した。

 HDSは、データのセキュリティー確保とデータ管理(統治)遵守を確実にすると同時に、データが社内またはクラウドのどちらに保存されているかに関係なく、従業員があらゆる端末を使って、どこにいても業務を行えるよう設計されている。

 データ・センター・ノーレッジ誌によると、HCPポートフォリオは、HCPオブジェクト・ストアーをはじめ、ファイル同期と共有ソリューションのHCPエニウェア(HCP Anywhere)、そして日立データ・インジェスター(HDI=Hitachi Data Ingestor)の3大要素で構成される。

 HDIは遠隔事務所向けのファイル・サービスで、プロビジョニング(需要を予想し、それに応じてIT設備やサービスといったIT資源の調達と整備を実行できるようにすること)と管理を簡便化したことによって、設置時間を数分程度に短縮した。

 また、HCPに適応クラウド階層を導入し、データ・ポリシーや需要の変化にもとづいて企業が主要パブリック・クラウドからデータを移動あるいは追加できるようにした。それによって、社内またはクラウドにどのデータを保存するかを企業が管理し、セキュリティーと費用の均衡をとることが可能になる。

 さらに、複数の活発的サイト間におけるデータ同期機能を追加し、生産性を向上させた。

 HCPエニウェアは、データの同期と共有および遠隔事務所向けファイル・サービスの一元管理ポイントとして機能する。

 オブジェクト・ストレージ基盤のHCPポートフォリオには、アーカイブおよび予備保存不要のハイブリッド・クラウド・ストレージが含まれる。

 IT企業やクラウド・サービス事業者は、ファイル・データの保存と共有、同期、保護、解析、取り出しを単一システムで行える。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る