高待遇より雇用の復活〜米自動車労働者の大変革

 米自動車メーカーの新規組合員は、労組が数十年間享受してきた待遇とは程遠い水準を受け入れて勤務している。雇用の復活を優先させるために労組が譲歩した結果新組合員に支払われる賃金は、金属・木材製品から食品まで多様な業界労働者の平均をも下回っている。

製造業の平均下回る

 ブルームバーグ・ニュースによると、GM労働者のデビー・ウェルナー氏(30)は米労働者革命の顔だ。経営が破綻する前の2008年に入社し、その後の工場閉鎖に伴って職を失ったが、公的救済を経て操業を再開したことで再雇用された。ウェルナー氏はその他数千人の新規労働者と同様、賃金は… 続きを読む

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る