キューバ、内政干渉けん制 米「大使館の早期再開を」 協議継続で一致

 【共同】米国、キューバ両政府は22日、ハバナで国交正常化に向けた最初の高官協議を終えた。米側が早期実現を目指す大使館再開について具体的な日程の合意には至らず、双方が取るべき措置について引き続き協議することになった。キューバ側は内政干渉をけん制し、テロ支援国家指定の解除を要求した。

 1961年に断交した両国は昨年12月、国交正常化交渉の開始を電撃発表した。双方とも初協議を建設的だったと評価しているが、交渉は曲折もありそうだ。

 キューバのビダル外務省米国担当局長は終了後の記者会見で国交正常化への意欲を示す一方、「外交関係は互いの主権を尊重し、内政不干渉の原則に基づくべきだ」と語った。さらに、完全な国交正常化のためには経済制裁解除が不可欠だと強調した。

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