原油安でもレイオフせず〜ノースダコタの石油企業

 国内2位の産油量を誇るノースダコタ州の石油企業各社は、原油安の現況下でも人員削減を行わない方針だ。

 ロイター通信によると、原油価格が昨年6月以降で50%以上低下する中で、石油企業はコスト削減と雇用維持のバランス確保に苦しんでいる。業界投資家は、ノースダコタが1950年代と80年代に続き、3度目の石油不況を迎える事態を恐れている。

 それでも州の財界幹部は、州経済には低迷期を乗り切る力があると確信している。州最大の産油業者ホワイティング・ペトロリアムは、州で雇用する従業員507人の削減を計画していない。資源開発サービスのハリバートンは、約1500人の従業員に「現時点で削減はない」と説明している。

 州3位の石油・天然ガス大手で、水圧破砕(フラッキング)でハリバートンの技術を利用するヘスも、州での人員削減を予定していない。このほか、オアシス・ペトロリアムやスタトイルといった大手も削減を計画していない。

 一方、ヘスやオアシスをはじめ多くが15年の予算を減額した。州には約800の油井があるが、フラッキングによる掘削は最長で1年先送りできる。ヘスは年内に計画を実行する油井の数を削減する計画だ。

 州2位コンチネンタル・リソーシズのハロルド・ハム最高経営責任者(CEO)は3日の記者発表で、同社が州内で操業する油井は今後も「並外れた成果をもたらす」と述べた。

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