再生アルカリ電池を発売〜エナジャイザー、業界で初

 電池大手エナジャイザー・ホールディングス(ミズーリ州)は3日、使用済み乾電池を再利用したアルカリ電池「エナジャイザー・エコアドバンスト(Energizer EcoAdvanced)」を発売した。

 AP通信によると、サイズはAA(単3形)とAAA(単4形)で、リサイクル品を材料に使い捨てのアルカリ電池が作られるのは初めてという。現在、再生材料が占める割合は重量比で4%だが、エナジャイザーは2025年までには40%に拡大し、最終的にほかのサイズにも広げる考え。

 国内店舗には今週入荷し、年内には海外にも出荷する予定で、「エナジャイザー・バニー」を使った広告キャンペーンも計画している。ミシェル・アトキンソン最高マーケティング責任者によると、エコアドバンストは同社が製造するアルカリ電池では最も長持ちし、価格は普通の電池より25〜30%割高。

 使用済み乾電池は、むやみに捨てられて深刻な環境懸念を呼んだ時期もあったが、1996年に電池への水銀使用を段階的に禁止する連邦法が成立し、今では一般的なアルカリ電池は他のごみと一緒に捨てても安全になった。米国の電池販売量は年間約50億本に上り、アトキンソン氏は「もう有害物質は含まれていないが、消費者がごみとしての乾電池を減らしたがっていることは分かっている」と話した。

 環境保護局(EPA)によると、電池のリサイクルはタイプによっては一般的で、自動車用を含む鉛酸蓄電池の96%は再利用されている。また、民間団体リチャージャブル・バッテリー・リサイクリングは、ニッケル・カドミウム電池、ニッケル水素電池(NiMH)、リチウムイオン電池、小型シール鉛蓄電池という4種類の充電式電池をリサイクルしている。

 エナジャイザーの同業デュラセルもすでにいくつかの環境戦略を展開しているといい、同社によると電池のリサイクルのほか、包装や箱に再生素材を使い、工場の大気汚染、水の消費、固形ごみの削減にも努めている。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
STS Career

注目の記事

  1. 植民地から合衆国建国へ 18世紀半ば、現在のアメリカ東海岸にはイギリスの支配下にある...
  2. 2025年12月1日

    就職&雇用ガイド2025
    監修 STS Career https://usfl.com/author/stscar...
  3. 2025年10月8日

    美しく生きる
    菊の花 ノートルダム清心学園元理事長である渡辺和子さんの言葉に、「どんな場所でも、美しく生...
  4. 2025年10月6日

    Japanese Sake
    日本の「伝統的酒造り」とは 2024年12月、ユネスコ政府間委員会第19回会合で、日...
  5. アメリカの医療・保険制度 アメリカの医療・保険制度は日本と大きく異なり、制度...
  6. 2025年6月4日

    ユーチューバー
    飛行機から見下ろしたテムズ川 誰でもギルティプレジャーがあるだろう。何か難しいこと、面倒なこ...
  7.        ジャズとグルメの町 ニューオーリンズ ルイジアナ州 ...
  8. 環境編 子どもが生きいきと暮らす海外生活のために 両親の海外駐在に伴って日本...
ページ上部へ戻る