イスラムは「平和」求める 国内の教徒ら、偏見恐れ
- 2015年2月5日
- 日本発ニュース
【共同】過激派「イスラム国」の残虐な行為に、日本国内のイスラム教徒は「テロは教えに反する」「平和を求める宗教なのに」と反発を強め、誤解に基づく偏見を防ごうと「本当の姿をもっと知ってほしい」と訴えている。
「(君は)イスラム教だから(僕は)殺されるかもしれない」。東京都豊島区の礼拝所「大塚モスク」事務局長のハールーン・クレイシさん(48)の8歳の息子は、後藤健二さん(47)らの殺害予告映像の後、日本人の友人からこんな言葉をぶつけられた。
クレイシさんは「イスラムは人に優しい寛容な宗教。大人は分かってくれるが、子どもはテレビなどの報道で『イスラム国』と連呼されれば、テロリストと普通のイスラム教徒を混同してしまう」と憂い、呼称を変えるよう訴え始めた。
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