空港でスキャナー試験運用 10月から成田、羽田、関空

 【共同】国土交通省は27日、航空機テロ防止のため、電波で乗客の服を透視して不審物を調べる「ボディースキャナー」の試験運用を、成田、羽田、関西の3空港で10月以降に順次始めると明らかにした。

 ボディースキャナーは米国やカナダ、オランダなど欧米の空港で設置が進んでいる。国交省は東京五輪・パラリンピックがある2020年までに、国際線がある全国の空港に導入する方針。

 試験するのは米国製とドイツ製の計4台で、乗客が機械の中に入り、金属や爆発物などの不審物が見つかると、モニターに映し出される体の模式図の上に該当部分が表示される。1人当たりの検査にかかる時間は10~20秒という。

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