IBM、電子機器業界向けIoTサービスを開始 〜 検知器データの即時分析を提供
- 2015年9月4日
- ハイテク情報
IBMは3日、業界特定型かつクラウド基盤のモノのインターネット(IoT=Internet of Things)サービスを開始した。同サービスは、特定の業界向けに順次投入される計画で、第一弾の今回は、電子製品業界の企業向けに提供される。
ビジネス・クラウド・ニュースによると、最初のサービスは、個々の検知器からデータを集めて、電子機器製造業者の工程に関する即時分析内容を提供するものだ。
IBMはそれと同時に、英チップ設計大手ARMの協力を得て、IBM IoTファウンデーションを構築し、ARM設計基盤のチップで稼働する機器類が分析用データをIBMのIoTサービス向けに発信できるよう、自社のIoTシステムを統合した。
IBM IoTファウンデーションは、機械間(M2M=machine to machine)データ分析の複雑化を緩和することで、各種の機器類に搭載された検知器から集められるデータの分析を簡便化しようと狙うクラウド・サービス。
利用企業は、IBMのデータ解析プラットフォームであるブルーミックス(Bluemix)へのアクセスが認められ、動きの激しい膨大な量のデータの即時分析に対応できるようになる。
IBM IoTファウンデーションはまた、同サービスの利用に関する導入企業の財務や知的財産、戦略といった社外秘情報を安全に提供する。
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