東電役員らを書類送検 汚染水問題で福島県警
- 2015年10月2日
- 日本発ニュース
【共同】福島県警は2日、東京電力福島第1原発から汚染水を海に流出させたとして、人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律違反の疑いで、法人としての東電と、新旧役員32人を書類送検した。
原発事故の責任を追及している「福島原発告訴団」のメンバーらが、2013年9月に告発。県警は同10月に受理し、東電関係者らから事情を聴くなどして捜査を進めていた。告発を受理してから約2年がたっており、県警は「捜査を尽くした」とした。書類送検時に付ける処分に関する意見の内容は明らかにしなかった。
告発状によると、東電は、地下水が原子炉建屋で汚染されることを認識しながら対策を取らず、毎日300~400トンの汚染水を海に流出させたなどとしている。
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