シリア内戦の政治的解決に向けた多国間の外相級協議が18日、ニューヨークで開催された。国連主導の停戦実現までの具体的な行程が主要議題。過激派組織「イスラム国」(IS)の勢力拡大をもたらしたシリアの危機打開に道筋を付けられるかどうかの節目の会合となる。
午後には米国が議長を務める国連安全保障理事会の会合を開催。前回11月の多国間協議で合意した和平案を確認する内容を盛り込んだ決議案採択を目指すが、外交筋によると文言をめぐり調整は難航している。
シリア情勢をめぐる多国間協議は今年3回目で、ロシア、サウジアラビアなど約20カ国が参加。ISが犯行声明を出したパリ同時多発テロなどを受けて、組織打倒の前提となるシリア情勢の早期安定は重要性を増しており、各国は外交を活発化させている。(共同)
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