NYの日本クラブで、江戸時代からの粋なおもちゃの展覧会を開催

ニューヨークの日本クラブ内にあるギャラリーで、6月28日から企画展「江戸からの豆おもちゃ」が開催される。

江戸末期から続く浅草仲見世通りの老舗「助六」が、同展覧会で厳選した江戸の小さな玩具を通して、江戸の庶民の暮らしや風情、風流を伝える。ギャラリーでは、江戸っ子の遊び心をくすぐる粋で洒落た江戸趣味小玩具を70点以上展示。これらの玩具が語り継がれてきた謂れの解説とともに、日本の伝統的な手わざの質の高さと小さなものを慈しむ日本人の心を紹介する。

また助六コレクションのほか、日本人形で知られる吉徳による十二支の羽子板の展示や、公文教育研究会による7点の浮世絵のレプリカ展示、和紙造形作家である松山祐子さんによる江戸の花文化の紹介、鷲見氏代々のコレクションより消火玩具の展示など、おもちゃに関連するさまざまな展示が行われる。

さらに、6月30日には助六による豆おもちゃの制作ワークショップも実施。顔描きから色塗り、竹と糸を使って宙返りする仕掛け作りまで、6代目助六店主、木村光良さんによる浅草の話を交えながら楽しくおもちゃ作りができる。

■会期:2018年6月28日(木)~7月25日(水) ※日曜休
■場所:日本ギャラリー(145 West 57th street, New York, NY 10019 日本クラブ内)
■入場料:無料
■詳細:www.nipponclub.org

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  2. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  3. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  4. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
  5. 私たちは習慣や文化の違いから思わぬトラブルに巻き込まれることがあり、当事務所も多種多様なお...
  6. カナダの大西洋側、ニューファンドランド島の北端に位置するランス·オー·メドー国定史跡は、ヴァイキン...
  7. 2023年12月8日

    アドベンチャー
    山の中の野花 今、私たちは歴史上経験したことのないチャレンジに遭遇している。一つは地球温暖化...
  8. 2023年12月6日

    再度、留学のススメ
    名古屋駅でホストファミリーと涙の別れ(写真提供:名古屋市) 以前に、たとえ短期であっても海外...
ページ上部へ戻る