映画『望郷の鐘 満蒙開拓団の落日』再上映が決定

今年8月にリトルトーキョー、ガーデナ、オレンジの3カ所で上映され、一部の会場では椅子を増やすほどの盛況だった映画『望郷の鐘 満蒙開拓団の落日』のトーランスでの再上映が決定した。主人公は「中国残留孤児の父」と言われた山本慈昭。みずからも満州で過酷な体験をしながら、生涯を残留孤児たちの肉親探しに捧げ、献身的な愛で支えた物語を描いた、実話に基づく山田火砂子監督による感動作だ。

上映会主催者のミコ・ヘンソンさんは「満州に所縁がある方、ご家族が満州に住んでいた方はもちろん、すべての方に見ていただきたい作品です。初回の上映では期待以上の反響があり、前回見られなかった方や、もう一度見たいという方からの多数のリクエストをいただき、その声に応える形で再上映の運びとなりました」と語っている。

前回上映された際の観客の感想

私の母は満州のハルビン生まれです。戦後、祖母は子ども3人を連れて、命からがら満州から九州まで引き揚げてきました。祖父は牡丹江のソ連の捕虜収容所で亡くなりました。母は、私が幼い頃、中国残留孤児が家族探しに日本に来て記者会見をするたびに「あの人が自分でも不思議ではなかった。親が子どもの命を守るために中国人に委ねるしかないほど過酷な状況だった」と言いながら泣いていました。残留孤児を描いた作品は「大地の子」が有名ですが、この映画では、実在の人物である「中国残留孤児の父」山本さん自身の満州での体験、そして帰国後、中国残留孤児を日本に帰国させるために献身的に活動した様子が描かれています。当時の満州についてだけでなく、彼のような志の高い人物について知ることができ、非常に感銘を受けました。(レドンドビーチ在住 女性)

『望郷の鐘 満蒙開拓団の落日』上映会
■開催日時:2019年11月15日(金)5:30pm開場、6:00pm上映開始
■開催場所:Christ the King Lutheran Church (2706 W. 182nd St., Torrance)

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