「アナザージャパン」「ネクストジャパン」「田村能里子」日本ギャラリーで開催

 ニューヨークの日本ギャラリーは、かさぎ画廊主催の「アナザージャパン展」/ネクストジャパン展」「田村能里子特別展示」の3つのイベントを開催する。

 4月14日~20日に開催される「アナザージャパン展」には、現在日本の画壇で活躍中の作家の中でも独自性あるコンセプトを持ち、新しい日本の絵画のカタチを追求する画家6人の作品を紹介する。

齋藤吾郎 「重い荷物」

齋藤吾郎 「重い荷物」

 そのうちの一人、入江一子は、今年100歳を迎える。来年は上野の森美術館で特別展が開催されるなど、活発な活動を続けている。
 斎藤吾朗は、「おばあちゃん・郷土・モナリザ」をキーワードとした、ユーモアあふれる作品を出展する。2002年にはニューヨーク・グラウンドゼロ路上展の実行委員長を務めた。
 吉屋敬は、ゴッホとネーデルランド絵画の研究者でもあり、欧州絵画の歴史と日本人の細やかさを併せ持つ画風が、「ニュールネッサンス」と呼ばれている。
 ほかに、フランドル絵画の伝統を受け継ぐ能島芳史、溢れ出るイマジネーションを日本画技法で描く安住小百合、国際的に活躍する若き日本画家・福井江太郎の作品が出品される。

 4月21日~27日に開催される「ネクストジャパン展」には、次世代を担う14人の日本人アーティストの作品が展示される。現代アートを目指す若手アーティストとニューヨークで創作の日々を過ごしている日本人アーティストに発表の場を提供すべく企画された。

出口雄樹 「リュウグウノツカイ」

出口雄樹 「リュウグウノツカイ」


 
 また、特別展示として、日本で最も人気の高い洋画家の田村能里子が描いた壁画を、ほぼ原寸大に再現して展示する。油彩画や素描も展示される。

 4月16日(土)には、斎藤吾朗、安住小百合、能島芳史のギャラリートークもある。要予約(日本クラブ事務局本多まで、yhonda@nipponclub.org)。

◾️期間:4月14(木)〜27日(水)
◾️会場:日本ギャラリー(日本クラブ7階)145 West 57th Street, 7th Floor, New York, NY 10019
◾️入場無料
◾️問い合わせ:212-581-2223、info@nipponclub.org
◾️詳細:www.nipponclub.org

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