全米日系人博物館
常設展「コモン・グラウンド」を一部リニューアル

全米日系人博物館は、1988年の「市民の自由法」の制定から30周年を迎えるのを記念し、常設展「コモン・グラウンド-コミュニティの心(Common Ground: The Heart of Community)」の最終セクションをリニューアル。2018年8月4日(土)にオープンする。

「市民の自由法」は、日系人の強制収容に対する連邦政府の謝罪と、生存する元収容者に対して一人あたり2万ドルの保証を定めたもの。長く沈黙を保っていた日系人社会が公民権運動などに影響を受け、70年後半からリドレス運動(国家賠償請求運動)が活性化し、1988年8月10日、当時のロナルド・レーガン大統領が署名して成立した。

リニューアルオープンする「コモン・グラウンド」の最終セクションは、このリドレス運動を紹介するもの。8月4日から9月23日にはワシントンDCにある国立公文書館所蔵の「市民の自由法」の一部が期間限定で展示される。

そのほか、「市民の自由法」成立に尽力した人物の対談や、展示ツアー、特別展など、関連イベントが8月4日以降実施される。

■詳細:http://www.janm.org/exhibits/commonground/

Japanese American National Museum
100 N. Central Ave., Los Angeles, CA 90012

入館料:大人 12ドル、シニア(62歳以上) 6ドル、学生・6〜17歳 6ドル、5歳以下 無料
詳細:http://www.janm.org/

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

資格の学校TAC
アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 2023年2月14日

    愛するアメリカ
    サンフランシスコの町並み 一年中温暖なカリフォルニアだが、冬は雨が降る。以前は1年間でたった...
  2. キルトを縫い合わせたような美しい田園風景が広がるグラン・プレ カナダの東部ノヴァスコシア州に...
  3. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
  4. 九州より広いウッド・バッファロー国立公園には、森と湿地がどこまでも続いている ©Parc nati...
  5. 2022年12月9日

    住みたい国
    熊本県八代市の「くまモンポート八代」で 8月の終わりから9月中頃にかけて、私とニナは日本に飛...
  6. 2022年12月7日

    日常の些事
    冬の落ち葉 年齢を重ねると、だんだんと感動が薄くなるとはよくいわれる。ほとんどのことは過去に...
  7. 2022年12月6日

    美酒と器
    酒器の種類 酒器にはさまざまな素材、形のものが存在する。適切な器を選ばないとお酒本来...
  8. 契約上のトラブル 広範囲にわたる法律問題を扱う弊社にはさまざまなお問い合わせがありま...
ページ上部へ戻る