世界貿易機関(WTO)が7日発表した2015年の貿易統計によると、モノに限った中国の貿易総額(輸出入の合計)は3兆9570億ドル(約430兆円)となり、3年連続で首位だった。2位は米国(3兆8130億ドル)、3位はドイツ(2兆3790億ドル)、4位は日本(1兆2730億ドル)で、4位までの順位は前年と同じだった。
またWTOは、16年の世界貿易の伸び率を前年と同じ2.8%と予測、世界経済の弱い回復力を反映して1990年以降の平均5.0%を大幅に下回る。17年は3.6%になるとみている。
WTOの担当者はジュネーブでの記者会見で、テロの増加などに伴い今後、国境管理が強化されれば貿易の円滑化に悪影響が出る恐れもあると指摘した。(共同)
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