残る不透明感、利上げ見送りへ FOMC、2日目

 米国の金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)の2日目の会合が27日、首都ワシントンの米連邦準備制度理事会(FRB)本部で始まった。海外経済の先行き不透明感は根強く、足元では米経済も軟調さが目立つことから、1月、3月会合に続き追加利上げを見送る公算が大きい。会合後の午後2時に声明を発表する。今回はイエレン議長の記者会見はない。

 イエレン議長は前回3月会合の後の記者会見で、経済の先行きリスクに関する意見は割れているとして、FOMCとしての見解取りまとめは見送ったと説明。今回、声明で先行きに前向きな見方を示せば、6月利上げの可能性を市場に意識させる可能性がある。一方で、記述を見送れば、依然として意見が分かれていることを示唆しそうだ。(共同)

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る