マイクロソフト(Microsoft)のウィンドウズ10に勝手に更新されたために仕事ができなくなったと主張したシアトル在住の女性が同社を訴え、同社が原告に1万ドルを支払うことで結審していたことが28日に判明した。
原告の女性は、カリフォルニア州で旅行業にパソコンを使っていたところ、ウィンドウズ10に自動更新されたことで仕事上の処理ができなくなり、損害を受けたと主張。
共同通信によると、マイクロソフト側は、「間違ったことはしていない」と反論したが、訴訟が長期化するのを避けるために支払いを決めた。
マイクロソフトはその一方で、ウィンドウズ10の更新版「アニヴァーサリー・アップデート(Anniversary Update)」を8月2日に提供開始することを29日に発表した。
ウィンドウズ10の大幅更新は、2015年7月に市場投入されて以来、今回が初めてとなる。
アニヴァーサリー・アップデートでは、仮想執事(パーソナル・アシスタント)機能のコルタナ(Cortana)やセキュリティー、ペン入力の使い勝手が大幅に向上される。
ウィンドウズ10への自動更新が問題視されるなか、ウィンドウズ10で走るパソコンの数は世界で3.5億台を突破した、と同社は発表した。ウィンドウズ10の利用者はアニヴァーサリー・アップデートに無料で更新できる。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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