北朝鮮、月内にも核実験か 観測機器設置の動き 北東部、日米韓警戒

 北朝鮮が北東部豊渓里の核実験場で観測機器設置などの動きを本格化させていることが17日分かった。月内にも5回目の核実験を強行する恐れがあるとみて日米韓が警戒を強めている。複数の日韓政府筋が明らかにした。北朝鮮は米国が7月6日に人権問題を巡り金正恩朝鮮労働党委員長を制裁対象に指定したことに強く反発。さらに米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備への対抗措置を警告している。

 同筋によると、今月10日前後から観測機器設置のための掘削作業に着手したような動きが把握された。過去の例では北朝鮮はこうした動きを見せてから2、3週間で核実験を行っているという。核実験を行えば今年1月6日以来で、金正恩体制下では3回目。

 韓国の聯合ニュースも17日、米韓がTHAAD配備を決めたと公表した直後から豊渓里でトラックや人の動きが活発になってきたと伝えた。(共同)

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