住宅競売に投資大手が注目〜差し押さえ物件で利益もくろむ

 差し押さえ住宅の競売に興味を示す投資会社が増えている。競り落とした後、補修・改装して転売、賃貸することで利益を得ようというわけだが、個人が多かった転売目的の中古住宅購入に、最近は大手が組織的に乗り出している。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、カリフォルニア州のプライベート・エクイティ会社コロニー・キャピタルは、差し押さえられた住宅を競売で購入し、改装して貸し出しており、現在はこうした住宅を約3600軒所有している。うち133軒はジョージア州アトランタで1日で購入したといい、2013年春までに在庫を1万軒に増やしたいと考えている。

 投資銀行ジェフリーズによると、コロニーのほか、ブラックストーン・グループ、オクジフ・キャピタル・マネジメント、オークツリー・キャピタル・グループといった金融大手は、サブプライム住宅ローン危機のあおりで… 続きを読む

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