社長に当局出身者と報道 南方週末グループ

 【共同】8日付の香港紙、明報は、当局による記事改ざん問題が起きた中国広東省の週刊紙、南方週末を傘下に置くメディアグループ社長に、同グループの編集長、張東明氏が昇格したと報じた。

 明報によると、張氏は広東省のメディアを管轄する同省共産党委員会宣伝部の新聞処長を経て同グループに入り、南方週末の編集長などを務めた。社長交代が、同紙の報道姿勢に影響を与えるかどうかが注目される。

 社長交代は、前任の楊興鋒氏が定年となったことによるもの。張氏の後任である同グループ編集長には、王更輝副編集長が昇任。王氏は改ざん問題後、当局に立場が近いと批判された前任者に代わり、南方週末の編集長も兼務している。

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