妨害差し止め無効求める シー・シェパード

 【共同】米国の反捕鯨団体「シー・シェパード」は11日、サンフランシスコの連邦高裁が昨年12月に出した日本の調査捕鯨への妨害行為を差し止める仮処分命令を無効とするよう最高裁に申し立てたと発表した。

 シー・シェパード側は「仮処分命令に先立ってわれわれの意見表明の機会が一切与えられない異例の手続きだった」と訴えている。

 仮処分命令は、日本鯨類研究所(東京)が調査捕鯨の妨害差し止めを求めた訴訟を受けて出された。シー・シェパードに対し、南極海で調査捕鯨船団に攻撃を加えることなどを禁じたほか、公海では調査船に500ヤード(約457メートル)より近い距離まで近づいてはならないとしている。

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