漂う高揚感、米国に敵意 厳寒の首都、孤立憂えず

 【共同】3度目の核実験を強行し、追加実施も示唆する北朝鮮の首都平壌に入った。16日の故金正日総書記の生誕記念日を前にお祝いの飾り付けが進み、“実験成功”の高揚感と記念日の祝賀ムードが入り交じる。国営メディアは米国への敵意をあおり、国際的孤立を憂う雰囲気はない。

 平壌は例年よりひときわ寒い。15日は青空が広がり、氷点下の街中には雪が残る。目立つのは昨年12月の人工衛星「光明星3号」2号機と称した事実上の長距離弾道ミサイルの発射をたたえる政治標語だ。「宇宙を征服した気迫」で国家建設に取り組もうと訴えたものが目につく。

 核実験絡みのスローガンも出始めた。「わが祖国を宇宙強国、核強国として威容をとどろかせた偉大な金正恩将軍万歳!」。北朝鮮指導部が核・ミサイル開発を対米交渉の切り札とするのに加え、国民団結の象徴にしようとしているようだ。

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