「筋肉増強薬発見」は誤り 義足選手事件で南ア検察

 【共同】南アフリカ検察の報道官は20日、恋人の女性(29)を射殺した疑いで訴追された同国の両脚義足の五輪ランナー、オスカー・ピストリウス容疑者(26)宅で筋肉増強効果のあるテストステロンが見つかったとの警察当局者の法廷証言に誤りがあったと述べた。AP通信が伝えた。

 警察当局者は20日に再開された同容疑者の保釈の可否をめぐる審理で、首都プレトリアの容疑者宅からテストステロンと注射針が見つかったと証言。弁護側は、テストステロンではなく合法的な薬草だと反論していた。

 検察報道官は、物質を特定するのは時期尚早で、検査は続行していると語った。

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