米に「永久の敵」なし ケリー国務長官演説
- 2013年2月20日
- アメリカ発ニュース
【共同】ケリー国務長官は20日、バージニア州シャーロッツビルのバージニア大で演説し、自身が戦争で従軍したベトナムは現在、米国の貿易相手国になっているとして「米国の最も驚くべき現実の一つは、恒久的な敵を持たないということだ」と強調した上で、外交強化の重要性を訴えた。
就任後初の外交演説。3月に迫った歳出の強制削減を見据え、議会に削減回避に向けた早期合意も求めた。
ケリー氏は、第2次大戦で戦った日本やドイツ、かつて国交のなかった中国などが今では大きな貿易相手国になっていると指摘。貿易相手国の上位15カ国のうち11カ国が過去に米国の援助を受けていたとして、米国際開発局(USAID)などの活動の重要性を強調した。
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