高性能型180基を設置 イラン、濃縮能力向上へ IAEA報告書

 【共同】国際原子力機関(IAEA)は21日、イラン核問題報告書をまとめ、同国が中部ナタンズのウラン濃縮施設の製造ラインの1区画に、従来型より高性能の遠心分離機「IR-2m」を180基設置したことを明らかにした。

 この区画には約3000基が設置可能で、稼働が始まれば濃縮ウランの製造能力が大きく向上する。米国務省のヌランド報道官は「(イランは)さらに挑発を強めた」と非難。イスラエル首相府も「非常に深刻な報告だ」としており、国際社会は圧力を強めそうだ。

 報告書によると、イランはナタンズの濃縮試験施設にも研究開発用として、新型の遠心分離機8基を設置、濃縮に使う六フッ化ウランの注入を始めた。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る