アフガン部隊削減先送りも 15年以降、NATO検討

 【共同】北大西洋条約機構(NATO)の21日の国防相理事会で、アフガニスタンから国際治安支援部隊(ISAF)の戦闘部隊が2014年末に撤退した後も、同国の治安維持部隊を18年まで削減せず、現状の35万2000人規模を維持する案が浮上した。

 NATO主導のISAFは14年末までにアフガン側への治安権限移譲を完了し、戦闘部隊を撤退させる方針。15年以降もアフガン国軍、警察部隊の規模を維持して、懸念される反政府武装勢力タリバンの攻勢に備える。

 しかし、現在NATOが全面負担している年間約65億ドル(約6000億円)の同部隊の維持費を当初方針通りには削減できなくなり、財政難の欧米諸国に重荷となりそうだ。

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