米国のサイバー・マンデイは、2018年のことし、2005年に始まって以来最大の販売高を記録する見込みだ。
米国では、11月第4木曜日の感謝祭の翌日(金曜)をブラック・フライデイと呼び、その直後の月曜をサイバー・マンデイと呼ぶ。歳末商戦期は、ブラック・フライデイを皮切りに約4週間続く。
ブラック・フライデイはかつて、オフライン(実在店舗での販売)の特売日で、米小売業界にとって売り上げが年間でもっとも大きな一日だ。ただ、サイバー・マンデイと銘打ったオンライン特売日が生まれたことで、近年ではサイバー・マンデイでの売り上げも非常に大きくなってきた。
インベスターズ・ビジネス・デイリー紙によると、今年のサイバー・マンデイ(26 日)では、米東海岸時間午前10時の時点で販売高がすでに5億3100万ドルに達した、とアドビ・アナリティクスが報告した。また、サイバー・マンデイだけで総額20億ドルの売り上げがスマートフォン経由で記録される、とアドビ・アナリティクスは予想する。
同社は、サイバー・マンデイの米オンライン販売高が過去最高の78億ドルに達すると見込んでいる。
アドビ・アナリティクスによると、ことしの感謝祭週末におけるオンライン販売高は、前年比25.5%増となる史上最高の64億ドルに達した。
サイバー・マンデイで人気のあった技術製品には、アマゾンの仮想執事端末エコーや任天堂スイッチ、デルのラップトップ、アップルのアイパッド、アマゾンのファイヤーTV、グーグルのクロームキャスト、ロクが含まれる。
【https://www.investors.com/news/technology/cyber-monday-sales-black-friday/】 (U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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