41%「任務放棄考えた」 「死の恐怖」68%

 【共同】2011年3月の東京電力福島第1原発事故で、原子炉建屋の爆発直後に住民の救出や避難誘導に当たった福島県警の警察官は、68%が死の恐怖を感じ、41%は任務の放棄も考えたことが7日、小林良樹慶応大教授(社会安全政策)の調査で分かった。

 任務放棄の気持ちが生じたのは、ほとんどが自分や家族の安全を心配したことが理由。ただ実際に現場を離れた人はいなかった。「任務を継続できたのはなぜか」の問い(複数回答)には、92%が「仲間との連帯感があった」、85%が「使命感や誇り」と答えた。

 原発事故の現場で警察官が葛藤しながら活動した状況が、まとまった形で明らかになるのは初めて。

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