黒田に痛いアクシデント 今季初登板で黒星

 【共同】ヤンキースの黒田は無念の今季初登板だった。立ち上がりから球は走らず、体の切れもテンポも悪い。一回は3安打を浴びつつ何とか1点でしのいだものの、2回のアクシデントでさらに内容が悪化した。

 この回、先頭ビクトリノの打球が鋭いライナーで黒田の右手をかすめ、中指を打撲した。ベンチからジラルディ監督、トレーナーが心配そうに歩み寄る。続投したものの、次打者には追い込んでから死球を与えた。さらに四球と押し出し死球。直球で左打者の内角を突くつもりが指に掛かりすぎ「あんなことは今までにない。限界かなと思った」と黒田。指揮官はたまらず、交代を告げた。

 2回1死でマウンドを降り、黒星を喫した。次回登板について、黒田は「自分では投げるつもりだが、一人で決めることではない」と言い、ジラルディ監督は「(4日の)様子を見てから」と慎重だった。

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