失業率基準切ってもゼロ金利継続 シカゴ連銀総裁

 【共同】シカゴ連邦準備銀行のエバンス総裁は4日、オハイオ州デートンの大学で開かれたパネル討論に参加し、物価が目標を下回って推移するならば、失業率が6.5%を切ったとしても事実上のゼロ金利政策を続けることは可能だとの考えを示した。ロイター通信が報じた。

 米連邦公開市場委員会(FOMC)は、失業率が6.5%超にとどまり1-2年先のインフレ予測が2.5%以内である限り、現行のゼロ金利政策を続ける方針を示している。これに対し、ミネアポリス連邦準備銀行のコチャラコタ総裁は、失業率が5.5%に下るまで超低金利政策を続けることで、さらなる景気刺激効果が期待できると主張している。

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