16日にも地上タンクへ 汚染水、地下貯水槽から

 【共同】福島第1原発の地下貯水槽から放射性物質に汚染された水が漏れた問題で、東京電力は15日、大量の漏えいが確認された2号貯水槽から地上タンクへの汚染水の移送を16日にも始めると発表した。

 2号貯水槽には汚染水約900トンが残っている。配管に漏れがないかなど設備の安全性を確認した上で移送を始める。

 地下貯水槽は構内に7カ所あるが、そのうち3カ所で汚染水漏れが見つかった。東電は地下貯水槽の汚染水全量約2万3600トンを地上タンクに移す計画で、流出量が推定で約120トンと最も多い2号貯水槽から約400メートル離れたタンクへの移送を14日に始める予定だった。

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