16日MOX輸送開始か フランス工場から

 【共同】環境保護団体グリーンピース・フランスは15日、同国北西部ラアーグの核燃料再処理工場にある日本向けのプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料が16日午後11時(日本時間17日午前6時)に近くのシェルブール港に輸送されると明らかにした。

 日本向けのMOX燃料輸送は東京電力福島第1原発事故後初めて。関西電力は12日に、福井県・高浜原発3号機向けのMOX燃料が近くフランスを出ると発表していた。燃料の製造元である同国のアレバ社は具体的な輸送日程は公表していない。

 工場から港まで約40キロの道のりを3台のトラックで輸送、港で2台の船に積み込む。グリーンピースの担当者は「出港は17日午後遅く(日本時間同日深夜-18日未明)だろう」と話した。

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