ボストン爆破テロでもツイッター利用が急増

 ボストン・マラソンで爆弾テロが起きた15日、情報伝達で短文サイトのツイッターが大活躍した。最新情報を伝えたい、または知りたいという人々が大勢アクセスし、発生直後から同サイトの利用量は急増した。

 ロサンゼルス・タイムズによると、ツイッターはケーブルテレビより10分も早く事件の発生を伝えており、複数の爆発や被害に関する目撃談、写真などが掲示された。

 ソーシャル・サイト大手フォースクエアのデニス・クロウリー最高経営責任者(CEO)は、自社事業の資金集めのため同マラソンに参加していたが、爆発の後すぐにツイッターで友人や家族に身の安全を知らせた(報道関係者に対しては「今は取材を控えてほしい」のメッセージも発信)。

 ツイッターの登場は、突発ニュースの記録のされ方や伝えられ方を変えた。米軍による国際テロ組織アルカイダ指導者オサマ・ビンラディン襲撃の際は、パキスタンの現場の様子を同国の男性がライブでツイートし、エンジン不良を起こした旅客機がニューヨーク市のハドソン川に着水した事故では乗客が機内から情報を発信している。

 ただ、事件現場のむごたらしい写真をむやみに掲載しないよう望む声や、心配しているふりをして会話の場を仕切ろうとする行為「コンサーン・トロール」への苦情もあった。

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