昨季王者ヒートが東の軸 西は完成度高いサンダー

 【共同】プロバスケットボールのNBAは20日(日本時間21日)から、16チームによるプレーオフが始まる。東カンファレンスは昨季王者のヒート、西カンファレンスは攻守に完成度の高いサンダーが軸の争いとなりそうだ。

 ▽東カンファレンス

 ヒートはレギュラーシーズンで歴代2位の27連勝をマークするなど、勝率8割5厘と圧倒的な強さを誇った。ジェームズ、ウェード、ボッシュの「ビッグスリー」を止めるのは容易ではない。

 対抗の一番手はニックスだろう。攻め手が多いのが特長で、大黒柱のアンソニーは1試合平均28・7点で得点王に輝いた。1回戦で当たる往年のライバル、セルティックス戦は好カードだ。ブルズはレギュラーシーズンの大半でエースのローズを故障で欠いたが、新戦力が台頭して侮れない。

 ▽西カンファレンス

 2季連続のNBA決勝進出を目指す第1シードのサンダーは、デュラント、ウエストブルックらが破壊力のある攻撃を展開し、イバカ、パーキンスらを軸に守備力もリーグ屈指で隙がない。

 名将ポポビッチ監督率いる第2シードのスパーズは、短期決戦では怖い存在になりそう。勢いのあるクリッパーズは司令塔のポールの出来が鍵だろう。シーズン前の下馬評が高かったレーカーズは、けがでブライアントが不在となり、苦戦が予想される。

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