EVの国際レース、LAでも〜シリーズ開催地に加わる

 世界10カ所で開催が予定されている電気自動車(EV)だけのレース「フォーミュラE(Formula E)」シリーズの開催地に、ロサンゼルスが加わった。ビヤライゴーサ市長が22日発表した。

 ロサンゼルス・タイムズによると、フォーミュラEシリーズは、タイヤが露出した形の自動車レース最高峰「フォーミュラ・ワン(F1)」などを統括する国際自動車連盟(FIA)から許可を受けた投資家集団フォーミュラEホールディングスが企画・運営する大会で、第1戦の開催は2014年末か15年初めの予定。

 10都市のうち、LA以外ですでに決定しているのはローマ、ロンドン、リオデジャネイロ、ブエノスアイレス、北京、マレーシアのプトラジャヤ、マイアミの7都市。

 ビヤライゴーサ市長は発表会見で、「レースで走るのはおばあさんの乗るプリウスではない。最先端のテクノロジーを搭載して、電気自動車の限界に挑戦するのです」と話した。フォーミュラEのアレハンドロ・アガグ最高経営責任者(CEO)は「有名ドライバーに運転させれば、電気自動車に対する人々の考え方も変わるだろう」と語った。

 LA大会はダウンタウンの公道をコースに行われる予定で、レースの開催コストはすべてフォーミュラEが負担する。

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